机上の星

暦を読みましょう

シンクロニシティ「インドネシア」

備忘録的に書き残します。 昨夜、NHKの『歴史探偵』を見ていたら、空海の立体曼荼羅の話で、インドネシアのポロブドゥール寺院を上から見ると曼荼羅になっているということだった。司会が「インドネシア・・・」と言うと同時に「速報 インドネシアで火山の大…

金王桜

テレビの天気予報で、今日は「清明」で、二十四節気のひとつであると紹介されていました。「清明」で一単語だと思っていましたら、「清浄明潔」の略だとか。気持ちの良い季節になりました。花粉症でさえなければ深呼吸したいものです。 遅れていた桜もほぼ満…

利休忌が2日

今日3月27日は「さくらの日」だそうです。3×9(さくら)=27の、こじつけだとか。例年なら、桜が満開のこともある頃ですが、今年は遅れているようです。 暦を見ていたら、今日3月27日と明日3月28日に『利休忌』が並んでいました。表千家と裏千家で別な日を利…

桃の節句

3月3日は、ひな祭り、桃の節句としても親しまれる上巳の節句です。桃には、古来、魔除けや厄除けの力があるとされています。流し雛は、典型的な厄除けですね。木にも陰陽があり、桃の木は陽木に分類されるそうです。吊し雛の桃の花をいただきました。うちの…

梅・桃・桜

2月19日は雨水でした。雪が雨に変わる季節で、その通り温かい雨になりました。2月としては異常な温かさで、風も強く、せっかく咲いた早咲きの桜が散ってしまったというニュースも聞こえてきました。温暖化なのでしょうか。梅、桃、桜の開花時期の差がなくな…

新年はいつから?

1月28日は初不動でした。12月の暦には「終い」や「納め」がいろいろ付いてましたが1月は「初不動」「初観音」など「初」ずくしです。 生年月日で観る東洋の占いの多くは、「節分以前に生まれた方は前の年」とされていて「立春」からが新年です。でも立春以降…

辰年

令和6年は甲辰の年ですが、暦によっては、1月はまだ前年の癸卯、四緑木星の年になっているかもしれません。この場合立春からが辰の年となります。 辰だけが、十二支の中で架空の動物とされていますが、辰には、星辰、すなわち天空の星の意味があります。辰…

納めの不動

柴灯大護摩供 12月28日は納めの不動でした。成田山新勝寺では柴灯大護摩供が行われました。本来は深山幽谷で行なう行事で、山伏姿の僧侶が、斧で木を伐り、刀で九字を切り、矢を射て四方に結界を張る、一連が所作で表され、いよいよ火が点けられます。お焚き…

えと(2)負の時間

干支は、甲子(きのえね)に始まり、次は乙丑(きのとうし)、 丙寅、丁卯・・と続きます。きのえ(木の兄)は陽で、きのと(木の弟)は陰です。兄弟で「えと」なら、えとは干支ではなく「干」だけを指すようにも思いますが、ともあれ、干に陰陽があるなら、…

えと(1)

来年令和6年のえとは?と聞かれたら、 多くの人が「辰年」と答えるのではないでしょうか。でも「えと」と入力して、漢字変換すると「干支」と スマートフォンやパソコンで出てきませんか? 「干支」は十干十二支の組み合わせで、来年の干支は「甲辰(きのえ…

こと始め

12月13日は「こと始め」です。納めの〇〇、終い天神、などが並ぶ師走の暦にどうして「こと始め」なのかと思いましたら、「正月こと始め」で、お正月の準備にとりかかる日だそうです。寺院で仏像のすす払いのニュースも聞こえてきますね。

ご縁日

毎月25日は天神様のご縁日です。暦には縁日や各地のお祭りも書かれています。師走となれば、納めの薬師、納めの観音、終い天神、納めの不動、などこと納めも人間界だけではないようです。

憂国忌

11月25日は、三島由紀夫の「憂国忌」でした。暦には、さまざまな「忌」が書かれています。日にちが近いところでは、11月19日は「一茶忌」、11月28日は「親鸞聖人忌」。 1年の暦を見れば「利休忌」や「芭蕉忌」もどこかに見つかります。芭蕉忌や憂国忌は、俳…

おしゃべりな暦

来年の手帳やカレンダーが販売される季節になりました。西暦のカレンダーは、月日の数字と曜日だけのものが主ですが、日本のいわゆる『こよみ』は、実にさまざまな文字が書かれています。例えば、これを書いている今日は2023年令和5年11月28日火曜日で、そこ…

孔明の座右にも暦

11月28日の『六輝』は「先勝」で、明日29日は「友引」です。「大安」「赤口」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」・・・と六つが繰り返されるのです。「友引」に葬式は出さないとか、「仏滅」は結婚式にふさわしくないとか、お聞きになったことがあり、それが…

無口になったカレンダー

なぜ、明治時代に『六輝』がカレンダーに登場したかといいますと、明治維新以降、太陽暦(いわゆるグレゴリオ暦)を採用したからです。 鎖国が解かれ、世界に出ていくためには、他の国々と同じカレンダーでなければ不都合が生じます。でも、それまでは暦を見…

選日

さて、11月28日の六輝「先勝」の下には、中段十二直「たいら」があります。たいら=平らかで、穏やかそうな響きですね。「物事の平等円満をもたらす吉日」だそうです。「ただし、池、溝、穴などを掘るのは凶」、平らですからね。 さらに、その下には下段二十…