机上の星

暦を読みましょう

シンクロニシティ「インドネシア」

備忘録的に書き残します。

昨夜、NHKの『歴史探偵』を見ていたら、
空海の立体曼荼羅の話で、インドネシアのポロブドゥール寺院を
上から見ると曼荼羅になっているということだった。
司会が「インドネシア・・・」と言うと同時に
「速報 インドネシアで火山の大規模噴火 津波の可能性を調査中」と
テロップが出た。
何だこの一致は?と時計を見たら4月17日午後10時14分頃であった。

その丁度1時間後、午後11時14分、「豊後水道で地震」との速報が出た。
愛媛県高知県の一部で震度6弱と大地震であった。

先の「インドネシア」が共時であるなら、
インドネシアと四国は東京からみて南西で
方角が共通するのではと考えた。
辰の年で地震には注意だが、
とりわけ4月は辰の月で、大難を小難にと祈るばかりだ。

午後11時を過ぎれば、翌日(18日)の子の刻になるだろうか。
土気が強いのは、さらに翌日、明日19日の方が強そうだ。
4月は戊辰、三碧木星中宮の月で、19日は癸丑、二黒土星中宮の日。
「戊」「辰」「丑」「二黒」と全部ではないにしても、土気が重なる。

金王桜

テレビの天気予報で、今日は「清明」で、
二十四節気のひとつであると紹介されていました。
清明」で一単語だと思っていましたら、「清浄明潔」の略だとか。
気持ちの良い季節になりました。
花粉症でさえなければ深呼吸したいものです。

遅れていた桜もほぼ満開です。
渋谷の地名の元と言える「金王八幡宮」にある
金王桜を見てきました。
渋谷金王丸が17歳で出陣前に自分で彫ったという像があり、
年に一度のご開帳なのですが、
昔は、金王桜の満開に最も近い土曜日にご開帳と、
はなはだ緩やかな、というか曖昧で、
適当な土曜日に行ってみると終わっていたりしたものです。

渋谷の姓だけでなく、金王丸の名前の方も、
「金王坂」と地名が残っています。
名前が似ているので、金剛夜叉明王のご真言を唱えていましたら、
正解だったようで、金王丸という名前は、
本当に金剛夜叉明王に由来するそうです。

金王桜



利休忌が2日

今日3月27日は「さくらの日」だそうです。
3×9(さくら)=27の、こじつけだとか。
例年なら、桜が満開のこともある頃ですが、
今年は遅れているようです。

暦を見ていたら、今日3月27日と明日3月28日に『利休忌』が並んでいました。
表千家裏千家で別な日を利休忌としています。
一人の人の命日が2日あるのか不思議でしたが、
利休が亡くなられたのは、旧暦の2月で、
新暦に置き換えるのに1ヶ月ずらした際の考え方の違いのようです。

先週は春分の日を中日に春のお彼岸でした。
死者を悼むのも供養するのも人間ならではですね。
群れをなしているムクドリや、
たくさん見かけるカラスの死骸を見たことはありません。
野生の生物は消えていくのでしょうか?

お彼岸でおはぎ(春は、ぼたもちでしょうか)を食べられた方も
いらっしゃるでしょう。
何故、お彼岸におはぎか、検索しましたら
小豆の赤が邪気を払うそうです。

赤は、五行「木火土金水」の火に配当されます。
「赤子」「赤心」「赤誠」と清らかな意味を含みますね。
一方、「赤の他人」「真っ赤な嘘」となりますと
明白な、全く、という感じですね。

桃の節句

3月3日は、ひな祭り、桃の節句としても親しまれる上巳の節句です。
桃には、古来、魔除けや厄除けの力があるとされています。
流し雛は、典型的な厄除けですね。
木にも陰陽があり、桃の木は陽木に分類されるそうです。
吊し雛の桃の花をいただきました。
うちのお雛様の同じ位のサイズだと思ったのですが、
並べてみたら、雛人形の方が小さかったです。

 

梅・桃・桜

2月19日は雨水でした。雪が雨に変わる季節で、その通り温かい雨になりました。
2月としては異常な温かさで、風も強く、
せっかく咲いた早咲きの桜が散ってしまったというニュースも聞こえてきました。
温暖化なのでしょうか。
梅、桃、桜の開花時期の差がなくなり、
寒くて冬の長い地方のように、春の訪れとともに
梅も桃も桜もいっぺんにに咲いてしまうかもしれません。

 

新年はいつから?

1月28日は初不動でした。
12月の暦には「終い」や「納め」がいろいろ付いてましたが
1月は「初不動」「初観音」など「初」ずくしです。

生年月日で観る東洋の占いの多くは、
「節分以前に生まれた方は前の年」とされていて
立春」からが新年です。
でも立春以降にあるのは「初午」くらいでしょうか。
「初巳」や「初亥」は1月にあるのです。
どうして「初午」だけが2月に取り残されたのかも気になりますが、
そもそも「立春」とは何なのでしょうか。なぜこの日から新年なのでしょうか。

春夏秋冬と四季に分けた場合の春の初めということでしょうが、
日の出や日の入の時間で測るには、「冬至」や「春分」の方がわかりやすそうです。
立春」は、その「冬至」と「春分」の中間のようです。
つまり、1年を「冬至」「春分」「夏至」「秋分」で4つに分け、
それぞれの間が「立春」「立夏」「立秋」「立冬」ということでしょう。

立春は「節分」の次の日という言い方もされていますが、
では「節分」は?と言えば「立春」の前日、これでは堂々巡りです。
何故1年の始まりになったのかは分かりませんでした。

辰年


令和6年は甲辰の年ですが、
暦によっては、1月はまだ前年の癸卯、
四緑木星の年になっているかもしれません。
この場合立春からが辰の年となります。

辰だけが、十二支の中で架空の動物とされていますが、
辰には、星辰、すなわち天空の星の意味があります。
辰にちなんで、龍神様をお祀りしている神社や
天井画に龍が描かれた神社に初詣に行くのもいいかもしれません。