机上の星

暦を読みましょう

新年はいつから?

1月28日は初不動でした。
12月の暦には「終い」や「納め」がいろいろ付いてましたが
1月は「初不動」「初観音」など「初」ずくしです。

生年月日で観る東洋の占いの多くは、
「節分以前に生まれた方は前の年」とされていて
立春」からが新年です。
でも立春以降にあるのは「初午」くらいでしょうか。
「初巳」や「初亥」は1月にあるのです。
どうして「初午」だけが2月に取り残されたのかも気になりますが、
そもそも「立春」とは何なのでしょうか。なぜこの日から新年なのでしょうか。

春夏秋冬と四季に分けた場合の春の初めということでしょうが、
日の出や日の入の時間で測るには、「冬至」や「春分」の方がわかりやすそうです。
立春」は、その「冬至」と「春分」の中間のようです。
つまり、1年を「冬至」「春分」「夏至」「秋分」で4つに分け、
それぞれの間が「立春」「立夏」「立秋」「立冬」ということでしょう。

立春は「節分」の次の日という言い方もされていますが、
では「節分」は?と言えば「立春」の前日、これでは堂々巡りです。
何故1年の始まりになったのかは分かりませんでした。