机上の星

暦を読みましょう

孔明の座右にも暦

11月28日の『六輝』は「先勝」で、明日29日は「友引」です。
「大安」「赤口」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」・・・と
六つが繰り返されるのです。
「友引」に葬式は出さないとか、
「仏滅」は結婚式にふさわしくないとか、
お聞きになったことがあり、それが古くからの風習なら
従っておこうかと思われるのではないでしょうか。

六輝』は諸葛亮孔明のアイデアと言われています。
それなら「三国時代」から存在したのでしょう。
ただ、日本で一般的に暦やカレンダーに書かれるようになったのは
明治時代以降だそうです。

余談ですが、放映中は中国の繁華街から人が消えたと言われる
中国のテレビドラマ『三国志』の中で、
諸葛亮は、書斎に全く本を置いていない周瑜に対し、
自分も1冊を除いて何も置かない、と言います。
その1冊とは「暦」です。
暦なしには天才軍師殿も軍略もたてられないということでしょう。